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no.85「時代に即した会議の流れ」

 コロナ禍により生活様式が変化するなか、働き方も変容してきています。

今年に入り私自身この変化を感じる最たるものの一つにオンライン会議が挙げられます。

ミーティング等による密閉・密集・密接(3密)回避の手段として、職場内外を問わずオンラインでの会議の開催がかなり多くなりました。

 遠方にいてもパソコン等の画面越しに顔を合わせ会話ができる一方、どことなくぎこちなさを感じたことがあるのは自分だけでしょうか?

 

 そんな最中手に取った『これからのテレワーク 新しい時代の働き方の教科書』によると、オンライン会議では事前にどんな目的で何を話し合うのかという議題(アジェンダ)を必ず設定し、ファシリテーター・参加者ともに共有するしておくことが大切だという記載がありました。

 

 そして参加者は発言が重なると聞こえなくなるため、発言前に名乗って許可をもらってから発言する、反応が見えにくいのでうなずく、拍手、GOODポーズなどのリアクションを返すようにする、結論から伝えて理由・根拠を添えるなどのルールを共有しておくことを勧めています。また会議中になかなか発言できない時は、言いたいことを言うべきタイミングで相手の呼吸、息を吸うタイミングを見計らって「えー」や「よろしいでしょうか?」などと割り込み発言するのも一つのスキルと紹介されています。

 

 さらに円滑な会議進行のためにはファシリテーター以外に書記やタイムキーパーを決め役割分担をすると良いと言っています。書記はホワイトボード等に参加者の意見を書き出し映し出す、タイムキーパーは会議の目的の共有、発散(会議の目的に向かって参加者の意見を広げ深めること)、収束(たくさん出た意見から整理してまとめていくこと)、結論など時間を区切ってコントロールすることをファシリテーターとともに協力していき、会議後は手早く議事録をまとめ関係者で共有するとされていました。

 

 ここまでの内容を振り返ると、会議開催に向けた行っていた事前準備を、同じ空間にいて相手の雰囲気を肌で感じ取りにくいオンライン会議では、これまで以上綿密に整えることが重要になります。

 

 時代の変化に伴いオンライン会議など便利なツールも増え業務の効率化も進んできています。これからのミーティングはオンライン化、もしくは今まで行ってきたオフライン会議とオンライン会議の併用・ハイブリット化が進んでいくものと思われます。時代に取り残されぬようしっかりアンテナを張り、常に自分自身をアップデートしていけるよう努めたいと思う今日この頃でした。

 

2020年9月12日

Y.T

 

引用文献

片桐あい:これからのテレワーク 新しい時代の働き方の教科書、自由国民社 2020

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