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no.100「第10回学術集会参加報告 ー自分の短所を再認識してー」

あけましておめでとうございます。

 

新たな年を迎え気持ち新たにいろいろ取り組んでいく前に、ちょっとだけ昨年の振り返りを少しだけさせていただきます。

 

新型コロナウイルスというものの出現により、この数年の間に我々の生活様式も大きく変化をしてまいりました。

当研究会においても、毎年行っている学術集会を一昨年よりオンラインで開催するなど時代に即して変化しております。

 

昨年の117日に開催された第10回学術集会は、「自主性の育て方ー指示待ちさんを作っていませんかー」という大会テーマのもと、講演の他に事例発表や演題発表など多岐にわたる形となりました。

 

個人的に今回の学術集会を通して改めて自分の短所に気づけた内容は、当研究会の顧問の岩﨑による「医療専門職における自主性の育て方」の講演でした。

 

講演では『自主性』と近しい意味を持つ『主体性』、『自発性』など言葉の違い、使い分けなどを学び、グループディスカッションを通して参加者の思考の整理、学びを深める形となっていました。

講演の中で自主性を育ててもらいたい側と育てる側での考え方や要素の違いついての解説が行われました。

その中で自分の胸に響いたキーワードが、自主性を育てる側すなわち上司に必要な能力の1つとして話題に挙がった『権限移譲能力』です。

近年管理業務に携わるようになった自分にとって、『権限移譲』というものに思い悩むことが少なくありません。

スタッフ個々の能力は把握するものの、いったいどこまで仕事を任してしまってよいのだろう?この業務を任せてしまって過負荷になってしまわないだろうか?など悩むことの多い日々を過ごしています。

結局のところ、悩み考える時間が嵩むとその分業務負担が大きくなり、より仕事量が増えてしまう悪循環に陥っています。

皆さんは各々の職場でこの『権限移譲』ものをどのように行われていますか?コロナが落ち着きましたら一度、皆さんのお考えや実践されている方法などお酒を楽しみつつうかがってみたい今日この頃です。

 

また、この講演を聴講して自分の脳裏に浮かんだ言葉がありました。

それは山本五十六の有名な言葉

 

「やってみせ、言って聞かせて、させてみて、ほめてやらねば、人は動かじ。

話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。

やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。」です。

 

普段から気をつけて諸々取り組んではいますが、この言葉の重さと難しさなどを再認識する良い時間にもなりました。

 

このような新たな学びや気づきを得られる学術集会を当研究会では毎年1回開催しています。開催の日程が決まりましたらホームページ等でご案内いたしますので、興味をお持ちになられましたら1度ご参加いただければ幸いです。

 

改めまして本年もよろしくお願いいたします!

 

20221月4日

 

Y.T

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